イベントを100倍楽しむために

アルコールを提供するイベント

イベントを盛り上げる要素として欠かせないのが「アルコール」だったりします。アルコール自体は成人以上の人であれば合法的に誰でも摂取することができます。

アルコールを摂取すると、普段は考えてもいなかったことや、シラフのときでは素直に楽しめなかったことが楽しめるようになるものです。酔うとホンネが出る、ということは多いもので、特に音楽系のイベントなどでは、ほどよく酔ったことでよりそこに流れる音楽を楽しむことができるようになるものなのです。

ただ、アルコール自体は適量であれば人に害はないものの、これを摂取しすぎると「毒」になります。それは身体の反応として顕著なもので、酩酊してまった人は周囲の人に迷惑をかけることになります。「アルコールを提供する」ということ自体が、少し注意が必要なことでもあるのです。

主催者として注意したいのは、音楽系のイベントであれば比較的「間口」が広いもので、「そのお客さんは本当に成人なのか」ということを疑うべきです。10代の人でも服装によっては大人と見分けがつかなくなるものです。アルコールを販売して提供することは、責任が伴うものです。未成年は「飲んではいけない」という「自己責任」があるのはもちろんですが、提供側は「未成年に与えてはいけない」のです。ですから、多少面倒でもIDチェックなどを導入してそのお客さんが本当に成人かどうかを確認する必要はあるのです。

また、アルコールを提供するということは、「トイレの利用が多くなる」ということでもあります。アルコールを摂取した場合の人の身体の作用として「利尿作用」があります。シラフであるとき以上に、トイレの利用が促進されるものです。超満員の会場などでは、動員数に対してトイレの数が全然足りない
という事態も考えられます。そのような場合はトイレ周辺に列ができてしまったりするものなので、その点も加味してイベントの運営を行いましょう。

また、アルコールを摂取すると人によっては暴力的になったり、人に迷惑を摂取かけてしまったりすることもあるかもしれません。そのような事が原因で利用者同士のトラブルも起こってしまうかもしれないのです。そのような時に対処出来る体制も必要です。一部の心ない人がマナーを守って楽しんでいる人に対して迷惑をかけている場合は、躊躇せずそのマナー違反の利用者を外に追い出すなどの対処が必要です。利用者同士のトラブルであれば、原因がなんであれ会場の中での揉め事はいけません。その際に必要なことは事情を斟酌して仲裁することではなく、そのトラブルを起こしている人たちを隔離することかもしれません。

アルコールを提供するから得られる興奮もあります。ただ、それは「人として」理性をある程度解除することでもあります。それによってさまざまな弊害が出てしまうものでもありますから、「アルコールを提供すれば盛り上がるから」とだけ考えてはいけないのです。アルコールをその場に提供する責任というものがあります。アルコールを摂取しても「人として」の責任があります。「酔っているから」ということは「人に迷惑をかける」ことの「免罪符」にはならないものです。その点だけはしっかりと押さえておきたいものです。

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